Priv Techにて独自に調査した、「UK・US・国内の3カ国におけるCookie利用に関する同意バナー表示」の調査結果が、日経新聞(12月15日朝刊)及び日経電子版(12月14日公開)において取り上げられました。
詳しくは日経電子版の記事をご覧ください。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODZ00060_Y0A201C2000000
【プレスリリース】
株式会社ベクトル(本社:東京都港区、代表取締役:長谷川創、東証一部:6058、以下ベクトル)の子会社であるPriv Tech株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:中道大輔、以下Priv Tech)は、国内上場企業の2,001社をはじめ国内外の企業を対象とした「クッキー利用に関する同意バナー表示傾向」調査を、2020年7月から9月に実施いたしました。その結果、「クッキー」情報の利用に関して生活者からの同意を取得する画面(バナー)を自社サイト上で表示している企業は、4.75%に留まりました。
近年、ヨーロッパやアメリカでは、「GDPR(EU一般データ保護規則)」や「CCPA(カリフォルニア州消費者プライバシー法)」などの個人情報に関する法律が施行され、クッキーを介したデータの収集・活用に関し、一層注意を払わなければならない状況になっています。国内でも、2020年6月5日に改正個人情報保護法が成立。2022年春を目処に、クッキーを介したデータ利用の一部において、各企業は生活者の同意に基づいていることが前提として求められるようになります。このような状況を受け、国内外それぞれにおける直近の対応状況を把握すべく、今回の調査を実施いたしました。
今回の調査では、日本国内においては未対応企業が圧倒的多数でありながら、英国を中心とする欧州企業は81.6%、米企業は26.7%であり、日本における個人情報保護への取り組みの遅れが浮き彫りになりました。
Priv Techでは今回の調査結果を受け、個人情報保護観点での正しい理解を促す国内での情報発信強化と、具体的対策としてのサービスの提供をさらに推進するべく、事業を展開して参ります。
【調査内容】
企業サイトにおける、「クッキー利用に関する同意バナー表示」の有無に関する調査
対象①UK
調査対象企業:FTSE 350社
調査期間:2020年9月
※FTSE:ロンドン証券取引所が発表する時価総額上位350社のリスト
表示有り:81.6%
対象②US
調査対象企業:Fortune 500社
調査期間:2020年9月
※Fortune500:米フォーチュン誌が年に一度、総収入に基づいて発表する上位500社のリスト
表示有り:26.7%
対象③国内
調査対象企業:Ullet業種別上位100位までの2,001社
調査期間:2020年7月~9月
※Ullet:上場企業約4,000社の決算書(財務諸表)やニュース、大株主などの情報をワンクリックで分析できる企業価値検索サービス
表示有り:4.75%
プライバシーテック領域に関する情報を発信している弊社メディア「Priv Lab(https://privtech.co.jp/blog/)」にて、今後調査結果の詳細を公開していきますので、ぜひご覧ください。
※詳細記事を公開しました。(https://privtech.co.jp/blog/data/cookie_obtaining_consent.html)
【Priv Tech株式会社 会社概要】
会社名 :Priv Tech株式会社
代表取締役:中道 大輔
住所 :東京都港区赤坂 4-15-1 赤坂ガーデンシティ 17F
設立 :2020年3月2日
事業内容 :プライバシーテック分野におけるサービスの提供
URL :https://privtech.co.jp
【PRTIMESへのリンクはこちら】
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000018.000054657.html